高田中校長挨拶   
 
 さあ、今から「立志」の人に!

 本校は、「みやまの力」を身につけた生徒を目指して教育活動に取り組んでいます。その中心が「チャレンジ精神」で、言い換えると「立志」です。江戸時代、福井藩士の橋本左内は、十五歳の時に、偉人に学び、自らを奮い立たせる行動規範を記した「啓発録」を世に出しました。そこに「立志」の項目があります。左内は、「立志とは自分の心が向かう目標をしっかりと定め、その気持ちを持ち続けること」とし、書物、師、逆境、感激の四つが重要と言っています。学校生活でも、志を立てるきっかけとなる場面が数多くあります。また、世界は様々な課題を抱え、予断を許さない状況です。この現実をしっかりと見据える中から、志を見つけることができるかもしれません。昭和の哲学者であり教育者の森信三先生は「2025年に日本は立ち上がる兆しが見えるであろう。2050年になったら、世界の国々は日本の底力を認めざるをえなくなるであろう」と言っておられます。つまり、日本人の勤勉さ、誠実さ、知性が底力となっていくのだと思います。
 
 どうか、生徒たちには、努力や苦しさを避けて日々流されて過ごすのではなく、自分を奮い立たせて、将来どのような形で社会に役立つことができるかを真剣に考えてほしいと思います。自分を磨き、鍛えて地域や社会の為に自分自身が灯りとなり、周りを明るく照らすという意味の「一灯照隅、万灯照国」の心を持って、豊かな人生を歩んで行く事を念願しています。
 
 そうすることで、卒業までの学校生活がより充実したものとなり、確かな成長が遂げられるものと確信しています。それでは、今後とも本校の教育活動にご理解とご協力をお願いいたします。

                                       高田中学校長  藤丸 浩一