更新日:2026年9月7日
ワンヘルス推進事業についての見解
ワンヘルスとは、人と動物の健康と環境の健全性はひとつのもの、すなわち「健康は一つ」であるとの概念または理念のことであり、新型コロナウイルスをはじめ、人獣共通感染症が多発し、人と動物の健康が脅かされ、生態系の劣化が進む中、ワンヘルスを実践していくことは、喫緊の課題となっています。
福岡県は、人と動物の健康、環境の健全性を守り、次世代につなげていくため、「福岡県ワンヘルス推進基本条例」を定め、令和3年1月に公布・施行されました。条例では、市町村は県の取組に協力するとともに、ワンヘルス推進の取組に積極的に参画するよう努めることとされております。
本市では、ゼロカーボンシティとして資源循環型のまちづくりを目指していることから、ワンヘルスの理念を強く認識し、積極的に推進するため、令和3年9月にワンヘルス推進宣言を表明し、市民の健康づくりや有害鳥獣対策、地産地消の推進、ごみの分別リサイクルなど、さまざまな事業に取り組んでまいりました。
本市としては、ワンヘルスの理念は、本市がこれまで進めてきたまちづくりに合致するものであり、持続可能な地域社会をつくっていくうえで、今後も大切にすべき考え方であると認識しています。
しかしながら、昨今報道されているとおり、福岡県のワンヘルス関連事業の妥当性が疑問視されており、本市の事業に対しても同様の疑念を抱く市民の声が届いてきております。
本市としては、こうした市民感情に配慮するとともに、本市の事業に協力いただく関係者の皆さまにご迷惑をおかけすることの無いよう、本市の令和8年度ワンヘルス推進事業について、一部見直しを行うこととしました。具体的には、11月開催予定のワンヘルスフェスティバルは、協力いただく学校、各団体の皆さまに誤解を与え、批判につながるおそれもあることから中止することといたしました。
またワンヘルス楽校をはじめとする啓発事業については、既に開催準備が整っているものは実施し、今後実施予定のものについては、協力いただく事業者と十分な協議を行いながら、開催の可否を検討してまいります。
ワンヘルス教育を始め、ゼロカーボンの推進、食育や地産地消の推進、有害鳥獣対策など、市が主体となって取り組んでいる事業については、引き続き継続して実施するとともに、市民の皆さまの不安や疑念を払拭できるよう、丁寧な情報発信に努めてまいります。
本市といたしましては、これまで取り組んできたワンヘルスの理念を継続していく部分は継続しながら、市民の皆さまのご意見などを踏まえ、また県の動向を注視しながら、今後のワンヘルス事業について、慎重に検討していく必要があると考えております。
令和8年9月7日
みやま市長 松嶋 盛人
