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みやま市

ゲンジボタル発祥地における天然記念物緊急事業について

更新日:2021年1月14日

ご意見・ご提言

標題の件、広報みやま2019.3月号を拝読し、存じております。
一方で、みやま市を流れる他の河川について、どの程度の取り組みをされているのでしょうか。

30年ほど前、楠田川上流では、初夏になるとゲンジボタルが乱舞しておりました。ところが、現在はほとんど見られなくなっています。カワニナやオイカワも見られなくなりました。家庭からの排水、さらにはゴルフ場からの排水により、所々で洗剤由来と思われる泡が確認できることから、水質汚濁が原因であることは容易に想像できます。

また、清流域にしか生息しない野鳥のカワセミが現在少なくとも1羽確認できていますが、これもいなくなるのは時間の問題だと思われます。みやま市はこれらの事情を把握し、河川の水質検査や浄化槽・下水道の設置について、何らかの取り組みを行っておられるのでしょうか。「国指定」だから保護する、そうでない所は目をつぶる、というようなことでは、環境保護を謳う資格はないと思われますが、この件市としていかがお考えでしょうか。

(平成31年3月受付)

回答

さて、「ゲンジボタル発生地における天然記念物緊急事業について」つきましては、「船小屋ゲンジボタル発生地」国指定天然記念物として、昭和16年に指定を受けた地域についての事業を広報みやまにて紹介させていただきました。

現在でも、矢部川上流や市内においてホタルを観賞できる場所はあります。市内を流れる矢部川でも、かつてはゲンジボタルの乱舞が見られていました。

しかし、現在はほぼみることができない状態であるため、減少の要因はなにかということで取り組んだ事業です。今後、どのような取組みが必要か関係機関と協議を行うこととしています。

「船小屋ゲンジボタル発生地」は国指定の文化財です。文化財は、地域固有の財産であるため保護に努めなければなりません。この度は、文化財に対する保護意識を持ってもらうため、市の機関紙に記事を掲載したことにより、興味を示していただきましたことは大変ありがたいと思っています。これから、この事業が市内の環境保護の取り組みの一環となっていければと考えています。

次に浄化槽・下水道の設置につきましては、上下水道課下水道係よりご回答させていただきます。
ご質問の浄化槽・下水道の設置でございますが、現在みやま市では、河川・水路の環境保全を目的として瀬高町の一部の地域を下水道区域、その他の市内地域を浄化槽区域として整備をいたしております。浄化槽は、毎年年間140基から160基程度を市町村設置型(市で整備)および個人設置型(個人で整備し補助金を交付)において整備しております。また下水道は、年間約2キロメートル程度を整備中であり現在の整備面積は約151ヘクタールとなっており、計画区域の終了年次は平成47年を見込んでいます。

また市内にある下水処理場からの放流水においては、12項目について月2回、35項目について年2回検査を行っております。これからも環境保全を目的とした整備を引き続き行ってまいりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。

なお、河川の水質検査については環境衛生課にて実施しており、市内25地点を調査しております。結果につきましては広報に掲載しています。

(平成31年4月回答)

このページに関する問い合わせ先

社会教育課 市史文化財係:0944-32-9183
上下水道課 下水道係:0944-64-1533

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