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みやま市

医療・介護現場の人手不足の解消について

更新日:2021年5月26日

ご意見・ご提言

わたしは、医療に従事してまいりましたが、現場の人手不足に危機を感じております。まだ、60歳定年の職もあると聞くと、60歳の若さで次の不慣れな職種に飛び込む勇気が無いと考えます。看護助手、介護職などは、資格はいりませんし、本人が嫌がらなければ、身の回りの世話で誰もができる業務です。その職の内容を、実際の医療現場や介護施設で体験、研修ができるように、連携を取って頂ければと思います。

(令和2年6月受付)

回答

以下回答をさせていただきますが、ご意見の内容が2つの部署にわたっておりましたため部署ごとに回答しておりますことをご了承ください。

  1. 介護支援課高齢者支援係より回答
    ご指摘のとおり、高齢化が進む中、医療・介護の人材不足が深刻な課題となっています。また、介護ニーズの多様化から人材の質の維持・向上を図る必要性も高まっています。介護現場等で専門的な資格がなくても高齢者が就労することはとても重要です。市では高齢者が住み慣れた地域で、いきいきと暮らせる環境づくりのための支援をしています。就労支援としては、シルバー人材センターへ技術、技能、資格、職業経験を活かして地域貢献ができるよう運営に対する支援をしています。介護分野で言いますと、令和2年度からシルバー人材センターへ委託して「生活援助訪問サービス事業」を開始しました。この事業は専門的な資格は必要なく、市が認める養成講座を修了した方が高齢者のご自宅に伺い、身体介護を伴わない生活援助を行うものです。
    また、元気な高齢者の地域貢献、社会参加および健康づくり等を推進し、ご自身の介護予防に役立てて頂くことを目的に「介護予防ボランティア支援事業」を行っています。
    この事業は、平成27年10月より行っており、みやま市内にお住まいの65歳以上の方を対象に、特に専門的な資格は必要なく、事前研修を受けて頂くとお近くの受入介護施設等で、ご自分の活動できる時間・活動できる内容でボランティア活動ができるものです。また、ポイント制になっておりまして、ボランティア活動を行ってポイントをためると年に1回換金することができます。
    他に、市では「介護職員初任者研修受講支援事業」を行っております。これは、市内に住所がある方を対象に、上記研修を修了し、かつ市内の介護保険サービス事業所に就業する方に対してその受講費(上限5万円)の助成をしています。
    また、福岡県が社会福祉協議会に委託して行っている事業に「介護に関する入門的研修」があります。この研修では、介護未経験者が介護に関する基本的な知識と業務に携わる上での基本的な技術を学ぶことができます。
    市としましては、高齢者の生きがいづくりや介護施設等の人材確保のため、引き続き研修会や講座の充実を図り、関係機関とも連携して参りたいと思います。

  2. 健康づくり課健康係より回答
    「医療現場や介護施設で体験・研修ができるように、連携を取っていただきたい」とのご意見について次のとおり回答いたします。
    現在、健康係では、市民の皆様の健康の維持増進に関する支援を担当しておりますが、資格をお持ちでない方の医療現場での体験・研修は実施しておりません。
    貴殿のご意見のとおり、「人手不足の介護や医療の現場」に、「働く意欲のある方」をつないでいくことは、大変有意義なことだと思います。福岡県でも、仕事から長期間離れた看護師に対して研修会を開催しています。しかし、資格をお持ちでない方への体験や研修会は開催していないとのことでした。
    一方、「60歳という年齢で不慣れな職種に挑戦することは、勇気がない」とのご意見をいただきました。ハローワークでは、中高年の方に対する就職の支援が行われており、資格取得後、介護業界への就職を目指す方向けには、研修も開催されているようです。ハローワークにご相談いただき、医療機関や介護施設の人手不足の緩和につながればと思います。

(令和2年6月回答)

このページに関する問い合わせ先

1.介護支援課高齢者支援係:0944-64-1570
2.健康づくり課健康係:0944-64-1515

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