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みやま市

地域芸能等文化財行事の活性化と伝承について

ご意見・ご提言   

地域の、古くからの伝統行事を運営されている方々、ほんとにご苦労様です。
私、みやま市に転居して5年ばかりですが、幸若舞、新開能、大蛇山、大人形さん、御田植祭、平家祭、風流、花火等々、他に見られない行事の多い町だと、改めて感心しています。先般も、コロナ下3年ぶり?の御田植祭りを見せてもらいました。
一方で、関係ご担当の熱意の反面、全国的な少子化や直近コロナの影響で、参加者、観客等々減少し、賑わいだけでなくその伝承すら懸念されます。そこで、素人ながら一つの振興方策としてご提案するものです。

  • 小中学生、高校生の授業(歴史)の一環として時間を設ける
  • 踊り等は授業の中で覚える(地域の世話役が臨時講師)
  • 行事当日は、学年を指定して見学参加させる(賑わいと関心支援)
  • 興味のある生徒は、参加してもらう(怪我等懸念される行事除く)
  • 施設MIYAMAXやマイピアを活用、定期公演.伝承の場とする
  • 図書館等の空室を利用し、まつり展示(道具、衣装、写真)の場を設ける

等々、いずれ地域だけでは運営困難を見越して、市としてこれからの若い生徒さんを巻き込み、授業の一環として取組み、興味を持たせ、そして伝承にも役立てるのはいかがでしょうか。
もちろん、教育委員会等のお考えもあるでしょう。しかし、地域だけに伝承を委ねる時代は過ぎたと思います。みやま市がよそに先駆けて、いっしょに考えていく。そんな時代になってきたのではないでしょうか。
僭越ですが今後のために、ご検討に加えていただけたら幸いです。

(令和5年4月受付)

回答

本市には古くからの伝統行事(伝統芸能)が地域の方々によって大切に護られ受け継がれています。しかしながら、現在、担い手の高齢化、地域の少子化、生活様式の変化などにより、伝統行事の継承が全国的な課題とされており、本市においても同様の課題を抱えているところです。
そこで、本市では、「みやま市民俗文化財」のパンフレットを作成し、市内各施設や小中学校に配布しているほか、国指定重要無形文化財「幸若舞」や福岡県指定無形民俗文化財「新開能」についてもポスターを作成し、小中学校に周知を行っています。
更に、昨年度は、幸若舞をメタバース上でライブ配信する実証実験を行いました。今後も、デジタル活用による伝統文化のPRの可能性を探るとともに、出前講座などさまざまな方向で啓発に努めているところです。
このたび、いただきましたご提案も参考にしながら、伝統行事の継承、さらには市内文化財の保護顕彰に努めて参りますので、今後とも本市文化財行政にご理解ご協力をいただきますようにお願いいたします。

(令和5年5月回答)

このページに関する問い合わせ先

社会教育課 文化財係(0944-32-9183)

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