中山間地域等直接支払交付金について
更新日:2025年2月17日
中山間地域等直接支払制度とは?
中山間地域は、河川の上流に位置し、傾斜地が多いなど厳しい立地条件となっていますが、そこで農業が営まれることにより、水源かん養、洪水防止などの多面的機能が維持され、下流域の都市住民を含む多くの国民の生命と財産、豊かな暮らしを守っています。
しかしながら、中山間地域では不利な農業生産条件と高齢化が進むなかで、担い手の減少や耕作放棄地が増加しており、地域がもつ多面的機能の低下が心配されています。
このため、中山間地域において、農業生産の維持を図りながら、多面的機能を確保するという観点から、「中山間地域等直接支払制度」を実施しており、令和6年度現在、みやま市内の31集落が協定を締結し、農業生産活動や農地面積に応じた交付金の交付を受けています。
この制度により耕作放棄地の防止や共同機械の購入など集落にさまざまな効果をもたらしています。
中山間地域等直接支払事業に取り組んでみませんか?
令和7年度の新規要望について
中山間地域等直接支払制度は一期5年ごとに実施されており、令和7年度から第6期(令和7年度から令和11年度)が開始される予定です。- 本制度の活用を新たに希望される場合は、以下の主な交付要件を確認いただき、集落等で協議のうえ、令和7年4月30日までにみやま市農林水産課へご相談ください。
- 令和6年度第5期から引き続き継続される集落についてはみやま市農林水産課へのご相談は不要です。
主な交付要件
- 一定以上の勾配のある市内の中山間地域等で農業振興地域内に含まれており、1ヘクタール以上の一団の農地であること
- 耕作目的に供される土地であること
- 令和7年度から令和11年度までの期間農地管理に係る取組が継続できる体制であること
【必要な取組】以下に記載する取組を期間中継続する必要があります。
- 農業生産活動(農地法面の点検、鳥獣被害対策の実施、荒廃農地の草刈り等)
- 多面的機能を増進する活動(周辺林地の草刈り、景観作物の作付、堆肥の施肥等)
- 水路、農道等の管理
- 勾配条件を満たしていること
- 急傾斜地(田: 1/20以上、畑:15°以上)
- 緩傾斜地(田:1/100以上、畑: 8°以上15°未満
- 期間中の取組計画、構成員等を記載した「集落協定」を市が指定する期日までに作成すること
- 参考として令和6年度の条件について掲載しています。令和7年度から条件が変更される可能性もありますのでご注意ください。
また、主要な条件であり、他の事項については別途確認させていただきます。
傾斜農地等の10アールあたりの交付単価
田(地目)
区分:急傾斜
勾配:1/20以上
10割単価:21,000円
8割単価:16,800円
区分:緩傾斜
勾配:1/100以上 1/20未満
10割単価:8,000円
8割単価:6,400円
畑(地目)
区分:急傾斜
勾配:15度以上
10割単価:11,500円
8割単価:9,200円
区分:緩傾斜
勾配:8度以上 15度未満
10割単価:3,500円
8割単価:2,800円
中山間地域等直接支払交付金の実施状況について
中山間地域等直接支払交付金実施要領第12の規定に基づき、令和5年度のみやま市における中山間地域等直接支払交付金の実施状況について公表します。みやま市における協定農用地基準ごとの実施状況
田(地目)
区分:急傾斜
面積(平米):244,551
交付額(円):4,834,749
区分:緩傾斜
面積(平米):399,430
交付額(円):3,064,209
畑(地目)
区分:急傾斜
面積(平米):2,453,326
交付額(円):26,708,158
区分:緩傾斜
面積(平米):91,587
交付額(円):293,247
合計
面積(平米):3,188,894
交付額(円):34,900,363
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