在宅酸素療法時の火気の取扱いについて
更新日:2021年9月17日
在宅酸素療法時の火気の取扱いにご注意ください!
在宅酸素療法とは?
慢性呼吸不全や慢性心不全などの患者さんで、体の中(厳密に言うと動脈の血液中)の酸素濃度がある一定のレベル以下に低下している患者さんに対して酸素を吸入で投与する治療法です。 入院中に病院の中だけで酸素を吸入するのではなく、患者さんが自宅で暮らしている時にも酸素を吸入するので「在宅」という言葉がついています。
注意内容
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、在宅酸素療法を行う自宅療養者が増加しています。
在宅酸素療法に使用する酸素濃縮装置、液化酸素装置および酸素ボンベ(以下「酸素濃縮装置」という。)の使用中に、喫煙等火気使用が原因と考えられる火災が発生していることから、これまでも厚生労働省医薬・生活衛生局および日本産業・ガス協会等において注意喚起が行われたところです。
在宅酸素療法を行う際は、酸素吸入時の火気の取扱いについて、以下の事項に十分注意してください。
- )高濃度の酸素を吸入中に、たばこ等の火気を近づけるとチューブや衣服等に引火し、重度のやけどや
住宅の火災の原因となります。 - )酸素濃縮装置等の使用中は、装置の周囲2m以内では、火気を置かないでください。
特に酸素吸入中は、たばこを絶対に吸わないでください。 - )火気の取扱いに注意し、取扱説明書どおりに正しく使用すれば、酸素が原因でチューブや衣服が燃え
たり、火災になることはありませんので、過度に恐れることなく、医師の指示どおりに酸素を吸入し
てください。
- 厚生労働省医薬・生活衛生局ホームページより引用
また、厚生労働省医薬・対策課より注意点をわかりやすくまとめたリーフレットを出されていますので、
併せて関連サイトをご確認ください。
関連リンク
- 厚生労働省(在宅酸素療法時における火気の取扱いについて)(外部サイトにリンクします)